新版 自分をまもる本 自他の境界を見極める大切さ、自尊心の力、責任の所在を明らかにすること、依存と友情の違いなどについて、現実に即した平易なことばで明快に説明されている。説教臭いところや押し付けがましいところがなく、読んでいて疲れない。
身体が「ノー」と言うとき―抑圧された感情の代価 ターミナルケアの現場で働く医師による本。現実否認を「ポジティブ思考」だと考えたり、怒りを「ネガティブだ」と抑圧することが身体の全体性を失わせ、それらが難病を引き起こしているのではないかというお話。怒りの重要性の説明に衝撃を受けた。
愛しすぎる女たち 自分の性格だと思っていたことが生まれも育ちも違う大勢の女性との間で共有されていることを知って混乱した。結婚のきっかけになった本でもある。
アライバル 幻想的な架空の国の難民、移民を描いた字のない物語。現実離れした世界のリアルな人間たちの感情に引きつけられる。
あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド 自閉症当事者のためのわかりやすく誠実なガイドブック。アンモナイトの例がよかった。
〈増補改訂 第2版〉いやな気分よ、さようなら―自分で学ぶ「抑うつ」克服法 認知行動療法について学んだ本。いま読み返すと「その解釈はどうなの?」と思う箇所もいくつかあるが、うつ状態とは認知がゆがむものなのだということ、また抑うつに陥りやすい思考にはどんなものがあるかが理解できたのは大きな収穫だった。
アガサ・クリスティー自伝〈上〉 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫) 明るく前向きで地に足の着いたたくましいイギリス婦人はいかにして推理小説家になり、また年下の考古学者の妻になったのか。名言でいっぱいの希望に満ちたユニークな本。
ぼくの美しい人だから (新潮文庫) 41歳の女性と27歳の男性の恋愛を描いた小説。マイノリティ、マジョリティとはなにか、恋愛は立場を超えられるのか。再販してほしい。
九月姫とウグイス (岩波の子どもの本) 女ばかりの九人姉妹の末に生まれた九月姫。ある日ペットの鸚鵡を亡くして悲しんでいると鶯があらわれて・・・。独占欲と愛の力を描いた物語。「月と六ペンス」のサマセット・モーム作。
おばあさんの知恵袋 大正、昭和の家庭の暮らしと風俗を生活感あふれる文章で綴った興味深い本。生活の知恵、考え方の違い、当時のニュースなど何度読んでも面白い。